News 2007

2007年8月にてのニュース。
2007年の6月21日にて“音楽の祭”(Fete de la Musique) が5つの大陸上110ヶ国,340もの都市にて行なわれましたが,この企画に,私も楽しく参加致しました。 ロザンヌの町の33もの違った場所にて,120以上もの大小のコンサートが演奏されました。

今年2007年の始めに,私にとっては,初めてこの“音楽の祭”の存在を知るに到ったのですが,この催しは1982年フランスの文化大臣がこのアイデアを持ち,実現したものです。そのアイデアといえば,とてもシンプルなものです。この音楽の祭は,全ての聴衆と全ての音楽家を対象としています。(若者,高年者,アマチュア,プロ,グループ,ソリスト,楽器奏者,歌い手)。音楽における全てのジャンルを対象として,クラシック,民族音楽,ポピュラー,ヴァリエテ,ロック,テクノ,ラップ・・・・という具合です。これ等のコンサートは,しばし例外の場所で行なわれて,例えば駅の大ホール,学校のホール,公共の場所建物内外ですが、同時に教会にてもコンサートが演奏されます。私の場合は,ロザンヌの音楽学校のコンサートホールで歌いました。この音楽祭は,世界中至る所で行なわれ、6月21日に繰り広げられます。全てのコンサートは無料で、音楽家もギャラなしで参加します。

その後7月6日にてチューリッヒで歌い,2006年から2007年の私の演奏シーズンを終了致しました。これから良い天気を期待するのみですが,庭の園芸と絵を描くことが楽しみです。

皆様が健康で楽しい良き夏をお過ごし下さるようにお祈り致します。来シーズンにて,再びニュースをお知らせ致しますが、特に2007年10月にて行なう,日本にてのコンサートと,その後12月始めの,毎年チューリッヒで行なうアドヴェント・コンサートのニュースでお目に掛かりたいと存じます。

由美ゴレイ


2007年3月5日 リサイタル “グラシアス”

大成功をおさめたリサイタル“グラシアス”より。
ソプラノ由美ゴレイとピアノ伴奏のドクターペスタロッチ。
3月5日、チューリッヒ大学のコンサートホールにて。

2006年12月にてのニュース。

クリスマスの近づく第一アドヴェントである2006年12月2日,チューリッヒのアゥグスティーナ教会にて演奏会を開いてその日を祝いました。ハープシ コード:ジュリアーナ ステーリーアルトヴェグ,チェロ:アルフレッド フェルダー,ヴィオラ:リンダ フェルダーーハート,そして私自身ソプラノ歌手と して独唱致しましたが約400人もの方々が聴きに来て下さいました。聴衆の方々は,近づくクリスマスに相応しい雰囲気の中でクラシック音楽の器楽演奏, Ave Mariaのメロディーそして日本の歌に聴き入って下さいました。(LINK)

昨夏突然襲って来た重病の為に,音楽家としての活動を1年以上もの間中止せざるを得なかった事を思うにつけても,回復後初めて歌うこの演奏会は私にとって 大きな意味と意義を持つものであり感慨無量でした。このアドヴェント・コンサートにお起こし下さった友人,或いはこの日の為に思いを共にして下さった方 々,又特に,私の長かった闘病期間中,心のこもった友情を示して下さった友人達に,この場を借りて心からの感謝の気持ちを表したいと思います。同時に, 今,この時点に於て,何らかの理由で悩み苦しんでいる方々に心からの声援をお送りしたいと思います。


演奏会のお知らせ
2007年3月5日(月)に”Gratias”というタイトルのイヴェントがあります。場所はチューリッヒ大学病院前のチューリッヒ工科大学の SemperAulaホールにて18時に始まります。このリサイタルにてピアノの伴奏をして下さる方は,有能でしかも感受性に富んだ医学博士ベルンハル ド・ペスタロッツィ氏であり,長い入院期間中ずっと治療にあたって下さったと同時に,私を勇気づけて下さった主治医です。この事は,言葉に表す事が出来な い程大きな喜びです。このリサイタルは特にチューリッヒ大学病院の医療,看護のスタッフの方々に捧げられます。詳しい事はこのウェブサイトにて追ってお知 らせ致します。では良き新年をお迎え下さい。

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